「罪を赦すために、どうか痛めつけてください……」
サーカス1000円シリーズの3作目で、テーマは「SM」。その手の人には楽しめるのでしょうが、和姦スキーな自分にとってはどうも(汗)。
シナリオはこれまで通り、館の中で繰り広げられる古風な雰囲気の中、行われる性遊戯がメイン。だからと言ってそれだけではなく、水蓮の罪を自筆のSM小説と絡ませて書き綴っていく主人公、そして結末までを一本筋を通して描いているのは流石でした。(でも、どこかで読んだようなストーリーなのは残念)
システムも、音楽も、絵も、ボイスもこれまで通りのレベル。
で、肝心なH度ですが、「四肢を切り落とし、ダルマにする」「頭蓋に穴を空けてつっこむ」など、ハードなSMが繰り広げられる……ことはなく(主人公の過去作品紹介としてはある)、縛ったり、ロウソクを垂らしたり、クリップで挟んだりまでの程度。
SMという性的嗜好と愛の関係性、なんてものを真面目に考えてみるとっかかりとしては良い作品です。
[萌えキャラ]
・なし |