ゲームレビュー(目次)>>は行(個別)
ひぐらしのなく頃に
|
体験版ダウンロードページ ▲ 07th Expansion |
ひぐらしのなく頃に |
お薦め度 |
システム |
シナリオ |
音楽 |
絵 |
A+ |
C |
A+ |
A+ |
C+ |
キャラ |
ボイス |
演出 |
H度 |
A- |
× |
B+ |
× |
[WIN(CD-ROM)][04/08/13] |
「ひぐらしのなく頃に起こった惨劇の謎に挑め!!」
システムはやや使いづらい印象。特に読み返しが場面ごとでクリアされるのか、時には全く読み返せないことがありました。
絵はこれまでプレイしするのを敬遠してきた理由でした……が、プレイし終えた今となっては、逆にこの絵じゃないとダメですね。イベント絵は皆無・立ち絵も限られているのは同人ということを考えるとやむなしでしょう。
しかしながら、SEが効果的なところに使われていたり、音楽が場面を盛り上げてくれるので、特に気になりませんでした。
キャラはレナ・魅音・沙都子・梨花と魅力的に描かれています。口ぐせから家庭環境まで、どうにもシナリオと密接に関連している模様。
この作品を有名にし、面白くさせているだけあるシナリオ作り。萌えに関する話題や、たとえば「コンタクト」など時代に合わない単語、誤字・脱字が結構多いことなどを除けば、のめり込めること受けあいです。
「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」の3つのシナリオを俯瞰し、「暇潰し編」をヒントにして、推理可能。
ただ、意図的に情報を出し惜しみしているようで、非常に難しいのは確か。空白の余地があるからこそ、面白いのですが……かなり想像をたくましくしないとダメですね。「正答率1%」は伊達じゃないということでしょう。
ホラー・サスペンス・推理ものが好きな人にオススメ。前半のギャルゲ的展開に笑ってると、大やけどします。
[萌えキャラ]
・なし |
(関連)[ひぐらしのなく頃に祭(通常版)] [ひぐらしのなく頃に 特別編 雛見沢村連続怪死事件 私的捜査ファイル(仮)] [ひぐらしのなく頃に 宵越し編 1 (1)] [ひぐらしのなく頃に 公式キャラクター&アナライズブック] [ひぐらしのなく頃に ビジュアルファンブック] [ドラマCD ひぐらしのなく頃に〜語咄し編〜] |
|
(↓↓↓ネタバレあれこれ↓↓↓)
私的捜査ファイル(仮)を読み終えました。思ったより、核心に迫る情報がなくてガッカリ(汗)。しかしながら、「自衛隊撤退前に家屋内が荒され、金品が奪われていた」という情報は毒ガスをまいたのは国絡みであると推測するに十分に値します。つまり、金品だけでなく、他にも何か重要なものを探しまわったのではないのでしょうか。
他にもTIPSで読み落としていた部分や、詳細で気になったことは、
・園崎家はダム開発に最初、乗り気だったが国との裏取引に失敗、反対派に方向転換したという噂があった。噂の出所は北条家。真実を知る北条家を抹殺する必要があった?
・「隠された血に翻弄された悲劇の美少女」「夫に虐待される美人妻」と犯罪研究家のバラバラ殺人のコラムに書いてありましたが、直感的に思ったのはレナのことなんじゃないかな、と。なんとなく、伏線っぽいので。
・沙都子も両親と一緒に小旅行に出かけていた。
・富竹の死は爪で喉を掻き毟ったのみならず、爪がはがれたあとは落ちている石や木片で喉を掻き毟ったとのこと。これは喉が痒いからとか、息苦しいからというレベルではない。喉の中の不純物を取り出そうとした錯乱の結果?
・梨花の母親の遺書は見つかっていない。
というわけで、推理再開。主な疑問点を箇条書きにて推理&仮定にて解答。また、可能性のあるケースも表記。なお、推理前編とは異なった結論に至っているものがあります。
<推理再開>
<共通>
・事件のあらまし
→園崎家の依頼により、入江は自らの研究欲を満たすのと同時に細菌兵器の開発を行っていた。園崎家は過去の遺産(軍事兵器開発による知識)を入江に託し、入江は自らがリーダーとなって診療所で研究・開発を行っていた。研究員は鷹野を含む5〜6人。被験者は雛見沢住民。研究中、リサという人物が過失なくしてなぜか亡くなっている(公にはされていない。また、犯人は鷹野)。入江が自殺したのは、研究中の細菌兵器がデータごと鷹野に盗まれ、所在が分からないだけでなく、細菌が雛見沢全体にすでに蔓延していることが分かったから。
一方、鷹野は盗んだ細菌兵器を公安から派遣されていた富竹に使い、殺害。前もって有事の際に「鬼隠し」する予定だった隣町の人間をスケープゴートとして使い、自分が死んだことにして失踪した。盗んだ細菌兵器は抗体と共に外国部隊に売りつけるつもりでいる。
入江自殺後、研究グループは防衛庁に真実を吐露。混乱を避けるため、雛見沢を伝承に則って消し去る作戦が取られる。梨花を人柱として殺害し、オヤシロさまの崇りとして沼から毒ガスが噴出、雛見沢全滅という筋書きであった。
・富竹の死
→園崎家を監視していたが、入江たちが研究していることを知ってしまったために、鷹野に消された。死因は細菌兵器による。
・オヤシロサマとは?
→罪悪感が細菌兵器により具現化した姿。「後ろめたさ」ゆえに背中に張り付いているように思えたり、見下ろし蔑まれているように思えたりする。
・鷹野の死亡時刻のズレ(綿流し編・崇殺し編のみ)
→鷹野以外の人物が、鷹野のスケープゴートに使われたため。
・熊谷刑事の失踪(「崇殺し編」のみ大石も)
→「崇殺し編」にて、無線で車両ナンバーの照会を行っていることから、この車の持ち主・もしくはそれに関連する何者かに大石と熊谷は拉致された。ナンバーの所有者は雛見沢在住者。また、大石と熊谷両名をだ捕できることから、4〜5名以上のグループ。つまり、入江の研究メンバーが大石・熊谷に見られてはならないものを見られたために抹消した。
・レナの過去
→三つ子の魂、百までの諺通り、小さい頃にオヤシロさまの言い伝えを聞かされてきたので、レナはもともと崇りを信じていた。村を離れ、両親の仲が悪くなり、母親が父親に虐待されるようになると、オヤシロさまの崇りのせいだと思い込むようになった。また、細菌兵器がレナにも使われており、過去に男子学生3人を金属バットで殴ったのも、潜伏期間を過ぎて表層に出てきたからと考えられる。
<鬼隠し編>
・入江は圭一で人体実験を行ったのか?
→@行っていた。入江と白いワゴン車のグループが該当。
→A行っていない。58年当時、合法とされていた風邪薬を処方したが、体質によっては幻視・幻覚を助長するものであった。これにより、圭一はレナや魅音を殺害し、自殺するに至ってしまった。
・圭一の部屋の前にレナは本当にいたのか?
→本当にいた。大石と電話をしている圭一の声をずっと聞いていた。
・おはぎの中には本当に裁縫針が入っていたのか?
→入っていなかった。入っていたのはタバスコであり、針は全くの幻覚であった。他の編でも台詞などで出てくるため、タバスコの可能性が高い。
・なぜ、圭一の母親の不在を知り、レナはご飯をもってきたのか?
→この日、圭一のみ朝早く家を出たので、母親がレナに圭一の面倒をみるように頼んでいたことを圭一は知らなかった。
・なぜ、レナは豚骨ショウガ味まで分かったのか?
→魅音伝いに聞いたので知っていた。
・圭一を轢こうとした白いワゴンの意図とは?
→わざわざクラクションを鳴らしているので、全く轢く気はなかった。考え事をしていた圭一がなかなか横に避けないので邪魔だった。
・斧を持って追いかけてきたレナの真意は?
→宝探しに行くつもりだった。殺意は全くなかった。
・襲ってきた二人組の正体と狙いは?
→鷹野を探している入江グループが、圭一に事情を聞こうと駆け寄ったときに、圭一が逃げたので追いかけた。そして、いきなり圭一が金属バッドを振り回し始めたので「なっ!?」と驚きつつも、応戦し沈黙させた。のちにレナから事情を聞き、開放。
・レナと魅音がもっていた注射器について
→ただのサインペンを圭一が注射器と勘違いした。
・本当に圭一がレナと魅音を殺害したのか?
→本当に殺害した。冒頭の花束を手向ける言動などから伺える。
・白衣の人物とその集団について
→@入江の研究グループ。被験者として圭一は使われたにすぎない。
→A入江のみで、その他4〜5人の人間はおらず、圭一の幻視だった。「いたぞ!!」という声も幻聴。入江はチャイムを鳴らしても誰も出てこなかったので帰った。
・圭一の最期
→冷静になって思い出してみると、注射器はサインペンであることに気づいた。そのように勘違いするに至ったのもオヤシロサマのせいだと思い込み、その存在を信じた。富竹のように自分も死ななければという脅迫観念により、喉をかきむしった。最期に見たのは血まみれのレナと魅音の幻覚。
・切り取られた遺言
→圭一の精神異常で事件が片付けられるのを恐れた大石が切り取った。「バラバラ殺人の被害者」が生きていないことは、大石が一番よく知っている。
<綿流し編>
・一連(魅音・お魎・公由喜一郎・梨花・沙都子殺し、圭一刺し)の犯人は?
→北条悟史を鬼隠しに遭わせたと考える園崎詩音の単独犯。
・祭具殿の音
→祭具殿の中が一瞬、明るくなったことを不思議に思った沙都子が悪いと思いつつも祭具殿に進入した音。鷹野と圭一は話すのと聞くのに夢中だったので気づかなかった。富竹は祭具殿の前にはおらず、梨花の演舞を見ていたため、詩音にただ口裏を合わせただけだった。
・梨花のスカートのポケットに入っていた注射器
→入江から処方してもらった鎮静剤。詩音を落ち着かせるのが狙い。(梨花は知らないが入江は念のため、抗体も処方しておいた)
<崇殺し編>
・なぜ、圭一が埋めた死体がなくなっていたのか?
→圭一の様子がおかしいので、魅音が見張りを立てていた。圭一が死体を埋め終わり、立ち去ったあとに再度掘り返して別の場所に移した。
・なぜ、沙都子の言によれば、殺したはずの鉄平が生きているのか?
→沙都子の嘘だった。
・なぜ、祭りに行っていないのに行ったことになっているのか?
→全員で口裏を合わせて、圭一のアリバイを作り上げるため。
・リサとは誰?
→「リサさんが死に、鷹野さんが死に。今年のオヤシロさまの祟り…」と入江が言っていることから、富竹や鷹野の他にもう一人リサという人物も死んでいる。とはいえ、犠牲者名簿には名前が出ていないため、入江のメンバーの誰かのコードネームか、誰かと勘違いしていると思われる。この時点では梨花はまだ死んでいないので、梨花ではない。となると、入江のメンバーの誰かであろう。
・入江の自殺
→細菌兵器が雛見沢に蔓延しているのを知り、どうしようもないと絶望したため。
・梨花の死
→雛見沢の伝承になぞらえて、入江の研究グループが梨花を眠らせて殺害した。
・毒ガスについて
→政府による雛見沢隔離政策。
<推理終了>
とりあえず、こんな感じで。推理というか、妄想で埋めるしかなかった部分もありますが、「ひぐらしのなく頃に解」にて答え合わせをしたいと思います。解では圭一や魅音が自衛隊と決死の攻防戦を繰り広げるのでしょうか? それとも……。
さぁて、ようやく「ひぐらしのなく頃に」の推理が終わったので、自分的にキャラ好感度をば。まあ、各キャラの過去とかはまだまだ明かされていないので、表面的な部分に終始してしまいそうですが、致し方あるまい(笑)。
第6位…古出梨花
→梨花ちゃまとかファンは多そうですが、裏があるのでダメ。つーか、見透かされ系は苦手ッス。
第5位…北条沙都子
→お前のために奴を殺したのに、突き落とされるって……。もうにぃにぃはグレちゃうもんね!!
第4位…前原圭一
→物語前半は好印象。後半になってくると思い込みや行動がやたらと激しくなってきます。いや、激しすぎか!?
第3位…竜宮レナ
→可愛いけど、とんだ名探偵さんだったり、「黙ってんじゃないわよ、聞いてんの前原圭一」とか、一体どれが本性なのやら……。でも、そのゾクゾクが快・感☆
第2位…園崎詩音
→悟史ラブな余り、連続殺人まで犯す罪な女の子(まあ、解をしていないので分からないですけど、双子ネタだから確定でしょう)。
第1位…園崎魅音
→綿流し編の素直なのに、素直じゃない部分は萌える!! 魅音と詩音のキャラソンは買ってしまいそうな罠(笑)。
というわけで、魅音が今のところ一位です。「ひぐらしのなく頃に解」を終えたあと、どのように入れ替わるかが楽しみですね♪ 現在、「ひぐらしのなく頃に礼」と共に配送待ちでございます。
「ひぐらしのなく頃に」推理前編へ
|
通販サイト |Yahoo!ショッピング | Amazon | 楽天市場 | クレセント |