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キラ☆キラ

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キラ☆キラ
キラ☆キラ
お薦め度 システム シナリオ 音楽
A A A A+ A-
キャラ ボイス 演出 H度
A A- B+ C+
[WIN(DVD-ROM)][07/11/22]
「クソったれな人生にほら、乾杯しよう!!」

 前島鹿之助はミッション系の学校『欧美学園』に通う学生だ。部活にも顔を出さず、受験勉強にも身を入れずにアルバイトにばかり精を出すちょっとダメな毎日を送っていた。そんな鹿之助だが紆余曲折あり、きらり・千絵姉・樫原と今にも壊れそうなオンボロワゴンに乗り込み、学園生活最後の冒険として長い旅に出発する。

 楽器と、夢と、それぞれの期待を積み込んで……。

 シナリオは千絵姉・カッシー・きらりの約3ルート。しかし、きらりは2ルートあり、言わば鹿之助ルートときらりルートと言っても差し支えない展開。中盤までは学園バンドのノリで、その後は何が出るかお楽しみということで(笑)。いつの間にか、第二文芸部の一員になっているかのように錯覚するほどの面白さ。

 音楽は相当キてます。これはノらずにはおられない。できればライヴシーンは全曲ボーカル入りだったら良かったですね。校歌をアレンジした「O.H.B.I」は青春全開って感じで良いです☆

 絵・キャラともに特徴的。そして総じて安定していますね。女性キャラももちろん魅力的ですが、男キャラ群にも味があります。地方にライヴ行脚するだけあり、ボイスも各地の方言が楽しめるのもなかなか。

 生きることにめげない、投げない、諦めない。凹んだり、悲しかったりもするけれど、キラ☆キラな何かを見つけに行きたくなるパワフルな作品。

[萌えキャラ]
・千絵姉(嫁にするなら、こんな女の子)
[シナリオ:瀬戸口廉也][音楽:milktub][原画:片倉真二]

(↓↓↓ネタバレあれこれ↓↓↓)

 言うなれば「智代アフター」的な作品と言ったところでしょうか。中盤までの学園バンド&シンデレラストーリーから一転、個別ルートは各キャラの家庭内事情が語られることに。鹿之助自身も本当の父親を持っていないことから、裏テーマは「家族との確執とその解決」であることには疑いないでしょう。

<千絵姉>
 両親の離婚問題。

 母親と姉妹を支えることに奮闘する千恵姉。鹿之助と付き合うことを決め、関係を結んだあとでも、千恵姉は将来に対する一抹の不安が拭えないことを吐露してストーリーは終わります。

 この余韻の残し方は正直、巧いなぁと思いました。

[シナリオ評価…A-]

<カッシー>
 父親と祖父との確執問題。

 鹿之助とカッシーのお話というより、(カッシーの)父とその祖父のお話という感じでした。悲しいすれ違い。きっかけを違えたために、お互いが引けなくなってしまう。現実でも割とあることだけに、身につまされる想いでした。

 しかし、「お前らの関係は一生認めんぞ」という祖父は何というツンデレ。もう、素直じゃないんだから(笑)。

[シナリオ評価…B+]



<きらり>
 父親の借金問題。

 見ていてこの父親には腹が立ちました。しかし、鬱病である父親に責任を求めるのはやはり無理があるのでしょう。アルコール依存症・多重債務の袋小路を解決するには、家族だけではやはり限界があるということでしょうか。実際、今の行政がこのような状態に置かれている家庭を救うことができるのか、結構な疑問だったりします。

 さておき、きらりルート1(別名:鹿之助ルート)ではきらりが死に、鹿之助が立ち直るまでが描かれます。OVER DRIVEの作品とはいえ、「グリーングリーン」の絵師が参加している以上、鬱展開があるような気はしていました。カッシーが死ぬかも……と内心、ビクビクしていたのですが、明るく終わったのですっかり油断、きらりが死んだ時は「やられた!」と思いました(苦笑)。

 きらりの幻影を見る鹿之助が痛々しかったです……が、そんな鹿之助を支えてきた村上や見守っていた家族は最高のクソったれ(←褒め言葉)ですね。でも、実際に立ち直るにはやはり自分自身が過去の悲しみを乗り越えるしかないわけで。

 多分、僕は大丈夫になってしまったんだ。
 とても残酷なことに。


 いや、ギターに宿った霊が見えたように、2回目に現れたきらりは前に進めないでいる鹿之助のために現れたのかもしれないですね。時間と仲間と家族と、そしてきらりが鹿之助を歩かせた。

 魂という存在があるかは分からないけれど、大好きな人を支えたいという気持ちは死んでもなお、続くものなのかもしれません。

 きらりルート2は鹿之助がきらりの父親を見殺しにするか否かを逡巡するところが最大の山場でしょう。父親が死んだために、トントン拍子に問題が解決。しかし、きらりはそんな(父親を犠牲にして得た)現状を受け入れることはおかしいと思い、スカウトも断ろうとする。鹿之助は自分がきらりを思いやってしようとした行動が、実は自分のエゴでしかなかったのではないかと疑う。

 鹿之助がきらりに真実を告げたとき、きらりは思っただろう。鹿之助が自分のためにこんなに苦しんでくれて、助けてくれて、だったら自分にできることは鹿之助を許し、誰かのために歌うことだと。

 ところで、誰も死なないENDがあるとすれば、父親を病院に送り込み完治するまで治療を施し、借金取りには法的手段で対抗するしかなかったということで、ファイナルアンサーでしょうか?

 「キラ☆キラ」とはつまり、「希望」のこと。希望を持ち続ける限り、終わりなんてない。どんなに状況が最悪だとしても、何かしら、解決策というものはある。そういう意味では、きらりの父親にも何か「希望」があれば良かった。

 たとえば、クソったれな「パンク」のようなものがあったなら……。

[シナリオ評価…A]

 共通ルートはとにかく、ワクワクするお話でした。個別キャラルートはどれも重いですが、最後まで読ませる出来に仕上がっていると思います。

 ただ、一つ気になることが……。

 平行世界的に考えて、きらり2ルートに行かないと、きらりは死んでしまう気がしますね(汗)。千絵姉やカッシーは自分たちの力で何とか出来るでしょうが、きらりの立場は鹿之助がいないとどうにもこうにも。千絵姉ルートも、カッシールートも卒業後の話が描かれていないのが、その証拠かな?

 続編「キラ☆キラ カーテンコール」のページにきらりの姿があるので、きっときらりルート2のその後の話なんでしょう。機会があれば、この続編も是非プレイしてみたいですね。


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キラ☆キラ
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